2009年7月アーカイブ

視覚障害者が自由に情報を集め、情報を発信したいという願いは、多くのボランティアのご協力、インターネットやメールなどの通信インフラの整備、そして様々な機器の開発などを通して改善しつつあります。

全盲者が日常使用する点字は、これまで、点字書籍として購入したり、図書館から借りたりして読み、重要な部分を点字器で紙に書き写していました。

近年、開発されている点字ディスプレイは、持ち運びしやすい携帯型機器として生まれ変わりました。パソコンと接続しなくても使え、点字を専用のきーから入力すると紙を使用することなく、手元に表示できる機能を持ち、学習や、仕事に活用できる、大変有効な機器に進化しています。

このような状況の中で、平成十八年十月一日から適用された厚生労働省告示第529号で示された日常生活用具参考例において、点字ディスプレイはそれまでの「盲ろう」から「盲ろう、視覚障害」が対象とされました。これは、大変歓迎すべき変化です。

一方、日常生活用具給付は自立支援法における地域支援事業に位置づけられ、その給付基準の決定は、市区町村の裁量にゆだねられています。点字ディスプレイを視覚障害単一障害者に認めるところがある一方、大半は、「盲ろう重複障害」に限っているのが現状です。

点字ディスプレイは、大変多様な使用が可能な代わり、個人で購入するには高額な機器です。これを全国の市区町村で、視覚障害単一障害者にも給付していただければ、これまで以上に、視覚障害者の情報保証は進むことは間違いありません。

各地の障害者のネットワークは、障害者同士が、連携することで、地域福祉を推進する役割を担っています。特に情報の入手や発信が苦手だとされてきた視覚障害者のネットワークも、多面的な日常生活の改善により、より積極的に地域福祉の改善に貢献できる可能性を持っています。

ぜひ、関係者の皆様にご理解いただき、実現に向け、ご協力いただけることを切望します。



点字ディスプレイを視覚障害単一障がい者にも給付している市区町村をご紹介します。

視覚障害者にも使える電子辞書の続報です。

現在、私が動作を検証した電子辞書は以下のタイトルです。

南山堂医学大辞典第19版

くすりの事典2000

法研 家庭の医学大全科 for Win ダウンロード版

法研EBM正しい治療がわかる本 for Win ダウンロード版

法研医者からもらった薬がわかる本2007年版 for Win

岩波生物学辞典第4版

[定本] 育児の百科

広辞苑 第六版 DVD?ROM版?動画・画像・音声付き

現代用語の基礎知識1991?2007 17年特別パック for Win

現代用語の基礎知識2008

現代用語の基礎知識2009

ジーニアス英和(第4版)・和英(第2版)辞典

正しい日本語のための厳選国語辞典セット2

岩波日本史辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2008

J-ばいぶる1st2000

動作条件など詳しくは、視覚障害者のパソコン活用の事例ページをご覧ください。

PC-Talkerの読み上げる情報を点字ディスプレイに表示させる場合、通常はエクストラを使用します。

これを無料のソフトで対応できないかとの問い合わせがあり、調べてみました。

結果、可能であることが分かりました。以下の二つのサイトの情報が参考になりました。

PC-Talker XP と IBUKI-TEN の組み合わせで点字ディスプレイが使えない!!(解決編

IBUKI-TEN

埼玉県立盲学校で、元同僚だった新井淑則さんが書籍を出版されました。

書名は「全盲先生、泣いて笑っていっぱい生きる」。早速読ませていただきました。

中学校教師だった著者が網膜剥離で、両目を失明。奥様や、同朋の視覚障害教師の応援を受けて失意のどん底から養護学校へ服飾。その後、盲学校を経て、念願だった普通中学へ転勤を果たされる様子が赤裸々に語られています。

出版社はマガジンハウス

DAISY-CDも製作されています。

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